ビジネスでの資金は、車にとってのガソリンのようなものです。融資を受けて豊富な資金を確保する事で、レバレッジを効かせてビジネスの成長スピードを何倍も早める事が可能になります。
資金が無い場合や、資金があればもっと利益を出せる状況、今のうちから金融機関との信頼関係を作っておきたい方は、ぜひ日本政策金融公庫からの融資を検討してみてください。
日本政策金融公庫からの融資がオススメ!
株式会社ですが、100%政府出資の金融機関です。銀行のように数億円規模の大口がメインではなく、銀行が相手にしないような個人や中小企業がターゲットです。このような小規模事業者に融資をして日本の景気を良くする事が日本政策金融公庫の目的です。5000万円程度の金額であれば、政策金融公庫から比較的簡単に融資を受ける事が出来ます。
IT資金、女性、若者/シニア起業家支援資金など様々な融資制度があるので、あなたにとって最適な融資制度を選択するようにしましょう。国金の窓口で担当者に相談すれば最適なプランを提案してくれます。
2期の決算を終えている場合は、担保不要も可能
個人事業主でも法人でも2期の決算(確定申告)を終えている場合は、利率が高くなりますが担保不要の融資を受ける事が出来ます。
不動産や有価証券などの担保がある場合は、普通貸付が利用可能です。どちらの制度も資金の使い道に関して制限が無いので、様々な資金として利用出来る便利な制度です。
オススメの融資制度
普通貸付 | 上記で説明した融資制度です。様々な使途に利用出来るので柔軟性があるのでお勧めです。運転資金であれば4800万円まで借り入れ可能です。 |
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女性、若者/シニア起業家支援資金 | 女性または30歳未満か55歳以上の方であって、 新たに事業を始める方や事業開始後おおむね7年以内の方。運転資金であれば4800万円まで融資を受ける事が出来ます。 |
環境・エネルギー対策資金 | この制度を使えば、天然ガス自動車、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリット自動車、クリーンディーゼル車などの購入資金を借り入れる事が出来ます。4年落ちの中古車であれば、1年で経費に出来るので、借り入れを使えば、キャッシュを減らさずに、利益を圧縮する事が出来ます。 |
担保不要の融資 | 原則として、法人の方は無担保・代表者の方のみの保証、個人の方は無担保・無保証人での融資 |
なぜ国金が融資を受けやすいのか?
実質、国が運営しており、景気を良くする事が目的ですので、銀行に比べると審査基準が甘いと言われているからです。
第10期には、4兆円近い金額を融資していますので、その中の100万円、1000万円を融資してもらう。と考えれば、難しい事ではありませんよね。
審査を通すコツ
1)初回は少額で申し込むこと、2)融資が通りやすい制度を利用する事、3)担当者がプレゼンしやすい事業計画を考える事、4)税理士を通す事が重要です。
- 最初から高額な金額で申し込むのではなく、最初は少ない金額で申し込んで、2回目以降に金額を大きくして申し込むとスムーズに満額を引き出す事が出来ます。
- 融資が通りやすい制度を利用する事。国金にも制度に対しての契約目標件数や金額などがありますので、担当者と相談しながら通りやすい制度を利用しましょう。
- 担当者はあなたの味方です。担当者が決定権を持つ上司にプレゼンするには、あなたが担当者に事業内容を明確に伝える事が大切です。
- 税理士を通して申し込む。この方法は非常にオススメです。税理士は、金融機関と繋がりを持っているので、税理士から国金の担当者に説明してもらう事で、担当者も事業内容を理解してくれますし、信頼出来る税理士からの申し込みであれば、担当者も上司に強くプッシュしてくれます。
さいごに
創業時に資金が必要な事はもちろんですが、ビジネス資金を豊富に確保しておく事で、チャンスを逃す事がなくなりますし、ピンチの際も乗り越える事が出来ますので、上手に金融機関と付き合っていくようにしましょう。
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