2015年4月1日からAmazonマーケットプレイス利用者もAmazonポイントを付与出来るようになりました。今までは、Amazonが販売する一部の商品でしかポイントが付与されておらず、有って無いような制度でしたが、これからAmazon以外の色々な店舗がAmazonポイントを付与する事で、一気にAmazonポイントが普及しそうですね。
Amazonポイントを設定する事で、値下げ意外での差別化やターゲットを変える事が出来たりしますので、今の所、設定しておいて損する感じはありません。むしろ売上げアップに大きく貢献してくれそうです。
Amazonポイントを利用するメリット
ポイントを付与するようにしたらからと劇的な変化がある訳でもありませんが、活用するメリットは、あります。色々な事情でAmazonポイントが欲しい!というユーザーをターゲットに出来る、Amazon内で表示されやすくなる。売上げアップに貢献するなどのメリットがあります。
ポイントが欲しいユーザーをターゲットに
一般のユーザーであれば、「ポイント無しの10,000円」でも「12,000円の2,000円ポイント付与」であれば、どちらでも良いという感じですが、ちょっと適当な会社なんかであれば、「従業員の人にAmazonでOO買っておいて」みたいなお願いはあるので、特に会社でAmazonアカウントなんかを作っていない会社であれば従業員のアカウントを使い会社のカードで決済する事になります。
この時に、まったく同じ商品が2種類あり、注文する人が「ポイント無し10,000円」を選べば何もメリットはありませんが、「12,000円の2,000円ポイント」を選べば、2,000円のポイントが自分のアカウントに自由に使えるものとして残ります。
これは一例ですが、実際問題こうやってポイントを貯めている人はたくさんいるそうです。会社側は気にしていないというのが実情のようです。その気になれば注文時のアカウントを全部、法人名義にすれば良いだけです。
ですので、価格は同じでも、他のライバル商品に比べて、ポイント付与の比率を高くするほど、こうやってポイントを貯めたいユーザーにとっては魅力的な商品となります。
Amazon内で表示されやすくなる
ポイントを設定すると、Amazon内ので露出が増える可能性があります。ポイントを付与したから検索で上位に表示されやすくなるという可能性は低いですが、絞り込み機能を使った時に表示されやすくなります。
G-SHOCKを例にすると絞り込み機能を使う前は、7513件の検索結果が表示されますが、次に紹介するポイントにより絞り込みを行うと一気に絞り込まれます。
Amazonポイント対象商品の部分にチェックを入れます。
チェックを入れた事で、Amazonポイントを得る事が出来る商品のみが表示されます。7513件から473件まで絞り込まれました。この機能は、一般ユーザーはあまり使わなさそうですが、ポイントを貯めたいユーザーにとっては魅力的な絞り込み機能ですね。
しかし、この絞り込み機能はメチャクチャ使いにくいです。10分くらい探してこの機能が使えるページを見つけたくらいですので、あまり期待しないほうが良いです。
新規販売に限らず、相乗り販売時でもポイントの設定が出来るようです。出品者一覧ページにポイント対象商品のみという項目があり、そこにチェックを入れるとポイントを付与しているセラーのみが表示されます。
Amazonポイントの設定方法
設定方法に関しては、Amazonが公式に出しているPDFマニュアルが参考になります。出品者様向けAmazonポイントプログラムのご案内(PDF)
セラーセントラルにログインし、商品情報を編集したい商品の「出品情報タブ」をクリックすると価格、在庫数を編集出来るページがあり、そこに4月1日からポイントという項目が追加されましたので、パーセンテージで指定します。CSVを使って編集するとパーセンテージではなく、数字で指定出来るみたいです。
ポイントの設定はこれだけで出来てしまいます。少し下のほうにはセール時限定のポイント設定などもありますので、セール時はポイントの倍率を少し低くするなどの設定も可能です。
まとめ
1ポイントでも良いので設定しておくとメリットがありそうです。あとは、ポイントを貯めたいユーザーを取り込む為にポイントの比率を若干高めにすると良いです。しかし商品によって変わってきますので、1週間くらいA/Bテストをしてみる事をオススメします。
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