これからネット販売を始める場合、販路を増やす場合、どこに出店すれば良いのか?そもそも売れるのか?など悩みはつきませんよね?
そんなあなたの為に、Amazonで月商800万円、楽天市場で月商800万円の現役販売者がAmazonや楽天市場に出店するメリットとデメリットをお伝えします。
出店前にそれぞれの良いところ、悪いところを理解しておく事で、あなたの売上げを最大限に引き上げる事が可能になりますので、ぜひ参考にして下さい。
目次
楽天市場へ出店した経緯について
私の場合、Amazonマーケットプレイスでの販売からスタートし、順調に売上が増えていった頃、ある商品が小カテゴリーでランキング1位まで上がって、それを見た楽天市場の営業さんがAmazonの販売者情報に記載していた電話番号に電話してきました。
「初期費用や管理のコスパなどを考えた結果、楽天市場に出店する時期ではない」と判断したのですが、
商材自体が20代~30代向けの商材を扱っており、楽天市場のユーザーも20代~30代の女性が中心でユーザー層がマッチしていた事や初期費用は高いが、一度軌道に乗ればAmazonよりも大きな売上げが発生するという事は知っていたので、勇気を出して出店する事にしました。
こちらのページで、楽天市場に出店して様々な問題に直面しながらも、月商800万円を達成出来た要因などを解説しています。
ユーザーの質
楽天市場と比較するとAmazonのほうが、ユーザーの質やリテラシーが高いと感じます。例えば「納期が遅くなります」とメールをしたときに、Amazonユーザーの場合、納得してくれる事が多いのですが、楽天市場の場合は、若いユーザーが多い為か、すんなり納得してくれないユーザーが多いと感じます。
納期が遅れたり、不良品を送ってしまう販売者が一番の問題なのですが「手土産持って謝りに来い」「遅くなるなら商品代金をタダにしろ!」などビックリするようなモンスタークレーマーも存在します。
ネットショップを経営していますので、過去の経験から書きます。弊社もクレームは定期的にあります。ただ、多くのお客さんはリピーターのため、仮に問題があっても直ぐに解決します。
大変なのは始めてのお客さんです。「商品が入っていなかった」 「1mmの傷がついていた」 「メールの返信が遅いので誠意を見せろ!」 その手のクレームは毎月、あります。引用元:yahoo知恵袋
Yahoo知恵袋でもたくさんの販売者がクレームについて相談しているので、悩まされている事がわかります。
Amazonの場合は、規約に沿って対応しようというスタンスなので、もしも脅迫のようなクレームを言うモンスタークレーマーがいれば、ユーザーのアカウント削除もありえますが、楽天市場の場合は基本的に「問題があれば自分たちで解決してね!」のスタンスなので、質の悪いクレーマーが多いのかもしれません。
このようなサポートサイトを作る事でクレームを減らす事も出来ます。

角川アスキー総合研究所が2013年1月末頃に調査した結果では、Amazonの場合、時間・経済的に余裕のある60歳〜64歳の「アマゾンおやじ」がたくさん買い物をしているという調査結果が出ています。
プライム会員の比率は20代男性が1.5%に対して60代男性は18.5%にもなる
という調査結果も出ているので、Amazon倉庫から配送が可能になるFBAを利用する事で、プライム会員で、質が高いAmazonおやじを増やすことが可能になり、結果的にクレーマーを減らすことにも繋がります。

楽天市場の場合は、圧倒的に20代〜30代の女性ユーザーが多いです。タブレット、PCのユーザー層でも女性ユーザーが多い傾向となっています。どんな商品を扱っていて、どんな層、どんなユーザーに購入して欲しいのか?を考えると最適な販路が見えてきます。
手数料(ロイヤリティ)
Amazon
小口と大口アカウントの2種類があるのですが、ここでは月額4900円の大口出品者を選択した場合の手数料と楽天市場でスタンダードプランを選んだ場合を比較します。amazon大口の販売手数料はカテゴリにより異なりますが、8%~15%(kindle45%)となっています。

手数料は、Amazonから入金される際に差し引かれます。いろんなモールと比較してみてもAmazonの販売手数料は、高いように感じますが、トータルで考えると決して割高ではありません。
こちらの記事でAmazon手数料について詳しく解説しています。
FBAシミュレーターを使えば、FBAで販売した時と、自社出荷で販売した時の手数料や利益をシミュレーションする事が可能です。
楽天市場
契約するプランによって異なりますが、スタンダードプランの場合、2%~4%のロイヤリティーとなっていますが、この他にもシステム利用料、スーパーポイント、決済手数料など最低限必要なサービスを利用すると、平均として8%~10%くらいの手数料で落ち着きます。

手数料に関しては8%〜15%のAmazonより安いですが、広告を出したり、他のオプションサービスも利用するとAmazonと変わらない手数料になります。
担当者について
Amazonの場合は、一部のパワーセラーを除き、特定の担当者などはつかず、聞きたい事などがあれば、サポートセンターを利用する形になります。サポート内でも複数の部署があり、対応出来ない質問などは、OO部署に繋ぎますね。といった感じで転送されます。
楽天市場の場合は、サポートセンター+特定の担当者が付くのですが、担当者次第で、売上げが大きく変わる可能性もあります。
実績の無い新しいストアには、経験が浅い担当者が付いてしまう場合があります。経験が浅い担当者だと最適なSEO対策やマーケティング手法、スーパーセールの対策方法などを理解していないので、適切なアドバイスを貰えない可能性があります。
経験が浅い担当者が付いてしまう事を防ぐ為にも、出店契約時に「実績ある担当者を付けて欲しい」という事を伝えておきましょう。ひとこと言っておくだけで全然変わります。
万が一、経験が浅い担当者や気が合わない担当者が付いてしまった場合は、担当者を変えて欲しい。と正直に伝えましょう。お店の売上げが増えない事は、あなたにも楽天にとってもデメリットになるので、遠慮せずに変わってもらいましょう。
サイトの使い勝手
Amazonは、シンプルな管理画面なので1週間あれば、使い方を完璧に覚える事が出来ます。同様の商品がAmazonに出ていれば30秒で販売を開始出来ますし、新しくページを作る場合も10分あれば作れます。初めてネットショップを運営される方にはピッタリです。

楽天市場の場合、RMSというシステムで登録などを行っていくのですが、古いシステムで複雑な作りなので、使いこなすまでに1か月程度がかかりました。

こちらのページから実際に、カテゴリ登録と商品ページ設定の管理画面を体験する事が出来ます。
楽天管理画面の新デザイン使いにくいんだなぁ。あきを
— ill_kila_0818インザーギ・F (@ill_kila_0818) September 23, 2013
楽天のRMSの画面遷移がなかなかトリッキー、遷移を間違うとメインメニューに戻れなくなり再ログインという迷宮仕様
— カッキー (@k2works) January 13, 2017
昔から楽天市場の管理画面RMSは、使いにくいと言われています。管理画面の操作やページ作成など色々大変なんですが「参入障壁」があるからこそ、ライバルが少ないですし、軌道に乗った時に大きな利益を生み出す事が出来ます。
支払方法
amazon
コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い、代金引換、クレジットカード、ポイント、ギフト券
引用元:支払い方法
楽天市場
クレジットカード決済 (JCB・VISA・楽天カードなど)、銀行振込、代金引換、楽天バンク決済、ペイジー決済、コンビニ決済、楽天Edy, PayPal などの電子マネー決済、ポイント
引用元:支払い決済方法について
楽天市場もAmazonも支払いでユーザーが困る事は無いでしょう。クレジットカード、コンビニ、代引き、ポイントなどが使えます。楽天市場はポイントでの囲い込みに成功しているので、感覚的には80%のユーザーが楽天ポイントを利用します。
入金サイクルについて
Amazonの場合は、2週間で締めて2~3日後に入金されます。楽天市場は、2017年4月から楽天ペイというサービスが始まり、約30日の入金サイクルが20日に短縮され、Amazonと変わらない入金サイクルに変わっています。

前月26日~当月10日に分の売り上げは当月末に入金、当月11日~当月25日の売り上げは翌月15日に入金されるようになる。
参考元:楽天の新決済サービス「楽天ペイ」の詳細を徹底解説!
今までは、資金が豊富ない場合は、資金繰りが難しくなる可能性がありましたが、入金サイクルが10日間も短縮されたので、資金が少ない方でも出店出来るようになりました。
集客について
Amazon
amazonの場合は、ロングテールSEOに成功していて、検索エンジンが色んなページ、ワードをしっかり拾ってくるので、Googleなどの検索エンジンからのアクセスも見込めます。Amazonでたくさんの見込み客にアクセスしてもらう為には、Amazon内SEO対策をして、上位表示させる事が大切です。
タイトルやキーワードに上位表示させたいキーワードを含める事はもちろんですが、高評価レビューの数を増やす。成約率を高める。販売個数を増やすといったSEO対策をする事が重要です。
AmazonSEOに関しては、こちらのページで全てを公開しているので、参考にして下さい。
楽天市場
サイト内SEOと広告が重要になります。サイト内SEOではAmazonと同じくタイトル、説明、レビュー数、直筋の売れ行き、価格などが評価項目となっていますが、スマホユーザーが多いので、スマホで見たときに綺麗に見れるデザインにする事も大切なSEO対策のひとつです。
[対談]2017年のSEOはどうなる? 楽天市場のSEOマネージャー近谷氏とアイレップ吉野氏が語る3つのポイント | Web担当者Forum
さいごに
楽天市場、Amazonどちらにもメリット・デメリットがありまずが、どちらのプラットフォームでも利益を出すことが出来ます。個人的には、初心者がビジネスをスタート場合、Amazonで小さくスタートして、結果が出てきたり、伸び悩んできた時期に楽天市場に出店する事をオススメします。
こちらのページでも楽天市場出店について解説しています。
仕入先などを探している方は、こちらの仕入先まとめページが参考になります。
初めまして。
ブログ拝見させていただきました。
お若いのに凄いと思いました。
私もAmazonに出店したばかりなのですが
どうもAccessが伸びません。というかほとんどありません。
具体的にどのようにしたら良いのかわからず、何か良いアドバイスをいただけましたら幸いです。
コメントありがとうございます。
状況がわからないので、何ともアドバイス出来ませんが
https://nakano-ws.com/rep/
こちらの無料講座を参考にして下さい。
わからない事があれば、遠慮せずにいつでも気軽にメール下さい。
[…] 引用:Amazonと楽天市場へ出店してわかった9つの事 […]
ヤフーショッピングで月額100万以上売り上げていますが、楽天に移った場合メリットはあるとおもいますか?
プロのご意見を聞きたくお待ちしております。
楽天の場合、広告を活用する事が重要なので、広告費などに余裕があれば、楽天でも結果を出せるかと思います。
中野翔太様
初めまして。
ブログ拝見させていただきました。
弊社は先月楽天市場で出店してばっかりですが、(商品22個)
RPP広告を使ったら、毎日クリック数は6回、10回しかありません。
昨日RPP単価を500円に変更しても、クリック数は33回しかありません。
アクセス人数も50人しか。。
一体どこが間違ってるでしょうか?
アドバイスあるでしょうか?
YUKI
クリック率が低いという事は、画像、タイトルに魅力が無い可能性があるので、ABテストで色んなパターンを試してみる事をオススメします。