Amazonと楽天市場へ出店してわかった9つの事

これからネット販売を始める場合、販路を増やす場合、どこに出店すれば良いのか?そもそも売れるのか?など悩みはつきませんよね?

 

そんなあなたの為に、Amazonで月商800万円、楽天市場で月商800万円の現役販売者がAmazon楽天市場に出店するメリットとデメリットをお伝えします。

 

出店前にそれぞれの良いところ、悪いところを理解しておく事で、あなたの売上げを最大限に引き上げる事が可能になりますので、ぜひ参考にして下さい。

楽天市場へ出店した経緯について

私の場合、Amazonマーケットプレイスでの販売からスタートし、順調に売上が増えていった頃、ある商品が小カテゴリーでランキング1位まで上がって、それを見た楽天市場の営業さんがAmazonの販売者情報に記載していた電話番号に電話してきました。

 

「初期費用や管理のコスパなどを考えた結果、楽天市場に出店する時期ではない」と判断したのですが、

 

商材自体が20代~30代向けの商材を扱っており、楽天市場のユーザーも20代~30代の女性が中心でユーザー層がマッチしていた事や初期費用は高いが、一度軌道に乗ればAmazonよりも大きな売上げが発生するという事は知っていたので、勇気を出して出店する事にしました。

 

楽天市場に出店して月商800万円達成するまでに直面した問題や解決策

2017.05.30

こちらのページで、楽天市場に出店して様々な問題に直面しながらも、月商800万円を達成出来た要因などを解説しています。

 

ユーザーの質

楽天市場と比較するとAmazonのほうが、ユーザーの質やリテラシーが高いと感じます。例えば「納期が遅くなります」とメールをしたときに、Amazonユーザーの場合、納得してくれる事が多いのですが、楽天市場の場合は、若いユーザーが多い為か、すんなり納得してくれないユーザーが多いと感じます。

 

納期が遅れたり、不良品を送ってしまう販売者が一番の問題なのですが「手土産持って謝りに来い」「遅くなるなら商品代金をタダにしろ!」などビックリするようなモンスタークレーマーも存在します。

ネットショップを経営していますので、過去の経験から書きます。弊社もクレームは定期的にあります。ただ、多くのお客さんはリピーターのため、仮に問題があっても直ぐに解決します。
大変なのは始めてのお客さんです。「商品が入っていなかった」 「1mmの傷がついていた」 「メールの返信が遅いので誠意を見せろ!」 その手のクレームは毎月、あります。

引用元:yahoo知恵袋

Yahoo知恵袋でもたくさんの販売者がクレームについて相談しているので、悩まされている事がわかります。

 

Amazonの場合は、規約に沿って対応しようというスタンスなので、もしも脅迫のようなクレームを言うモンスタークレーマーがいれば、ユーザーのアカウント削除もありえますが、楽天市場の場合は基本的に「問題があれば自分たちで解決してね!」のスタンスなので、質の悪いクレーマーが多いのかもしれません。

 

5分でサポートサイトを作って顧客満足度300%UP【完全版】

2016.07.31

このようなサポートサイトを作る事でクレームを減らす事も出来ます。

 

配送スピードのサプライズで、クレームは劇的に減らせる!

2014.12.18

 

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引用元:Amazonおやじの研究:週刊アスキー

 

角川アスキー総合研究所が2013年1月末頃に調査した結果では、Amazonの場合、時間・経済的に余裕のある60歳〜64歳の「アマゾンおやじ」がたくさん買い物をしているという調査結果が出ています。

プライム会員の比率は20代男性が1.5%に対して60代男性は18.5%にもなる

という調査結果も出ているので、Amazon倉庫から配送が可能になるFBAを利用する事で、プライム会員で、質が高いAmazonおやじを増やすことが可能になり、結果的にクレーマーを減らすことにも繋がります。

 

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楽天市場の場合は、圧倒的に20代〜30代の女性ユーザーが多いです。タブレット、PCのユーザー層でも女性ユーザーが多い傾向となっています。どんな商品を扱っていて、どんな層、どんなユーザーに購入して欲しいのか?を考えると最適な販路が見えてきます。

 

手数料(ロイヤリティ)

Amazon

小口と大口アカウントの2種類があるのですが、ここでは月額4900円の大口出品者を選択した場合の手数料と楽天市場でスタンダードプランを選んだ場合を比較します。amazon大口の販売手数料はカテゴリにより異なりますが、8%~15%(kindle45%)となっています。

amazoncomission

https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?ie=UTF8&nodeId=1085246

 

手数料は、Amazonから入金される際に差し引かれます。いろんなモールと比較してみてもAmazonの販売手数料は、高いように感じますが、トータルで考えると決して割高ではありません。

Amazon販売手数料は高いのか?

2015.04.23

こちらの記事でAmazon手数料について詳しく解説しています。

 

Amazon FBA シミュレーターで料金を計算

2014.08.31

FBAシミュレーターを使えば、FBAで販売した時と、自社出荷で販売した時の手数料や利益をシミュレーションする事が可能です。

 

楽天市場

契約するプランによって異なりますが、スタンダードプランの場合、2%~4%のロイヤリティーとなっていますが、この他にもシステム利用料、スーパーポイント、決済手数料など最低限必要なサービスを利用すると、平均として8%~10%くらいの手数料で落ち着きます。

 

手数料に関しては8%〜15%のAmazonより安いですが、広告を出したり、他のオプションサービスも利用するとAmazonと変わらない手数料になります。

 

担当者について

Amazonの場合は、一部のパワーセラーを除き、特定の担当者などはつかず、聞きたい事などがあれば、サポートセンターを利用する形になります。サポート内でも複数の部署があり、対応出来ない質問などは、OO部署に繋ぎますね。といった感じで転送されます。

 

楽天市場の場合は、サポートセンター+特定の担当者が付くのですが、担当者次第で、売上げが大きく変わる可能性もあります。

 

実績の無い新しいストアには、経験が浅い担当者が付いてしまう場合があります。経験が浅い担当者だと最適なSEO対策やマーケティング手法、スーパーセールの対策方法などを理解していないので、適切なアドバイスを貰えない可能性があります。

 

経験が浅い担当者が付いてしまう事を防ぐ為にも、出店契約時に「実績ある担当者を付けて欲しい」という事を伝えておきましょう。ひとこと言っておくだけで全然変わります。

 

万が一、経験が浅い担当者や気が合わない担当者が付いてしまった場合は、担当者を変えて欲しい。と正直に伝えましょう。お店の売上げが増えない事は、あなたにも楽天にとってもデメリットになるので、遠慮せずに変わってもらいましょう。

 

サイトの使い勝手

Amazonは、シンプルな管理画面なので1週間あれば、使い方を完璧に覚える事が出来ます。同様の商品がAmazonに出ていれば30秒で販売を開始出来ますし、新しくページを作る場合も10分あれば作れます。初めてネットショップを運営される方にはピッタリです。

 

 

楽天市場の場合、RMSというシステムで登録などを行っていくのですが、古いシステムで複雑な作りなので、使いこなすまでに1か月程度がかかりました。

RMS管理画面のデモページ

こちらのページから実際に、カテゴリ登録と商品ページ設定の管理画面を体験する事が出来ます。

昔から楽天市場の管理画面RMSは、使いにくいと言われています。管理画面の操作やページ作成など色々大変なんですが「参入障壁」があるからこそ、ライバルが少ないですし、軌道に乗った時に大きな利益を生み出す事が出来ます。

 

支払方法

amazon

コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い、代金引換、クレジットカード、ポイント、ギフト券
引用元:支払い方法

楽天市場

クレジットカード決済 (JCB・VISA・楽天カードなど)、銀行振込、代金引換、楽天バンク決済、ペイジー決済、コンビニ決済、楽天Edy, PayPal などの電子マネー決済、ポイント
引用元:支払い決済方法について

楽天市場もAmazonも支払いでユーザーが困る事は無いでしょう。クレジットカード、コンビニ、代引き、ポイントなどが使えます。楽天市場はポイントでの囲い込みに成功しているので、感覚的には80%のユーザーが楽天ポイントを利用します。

 

入金サイクルについて

Amazonの場合は、2週間で締めて2~3日後に入金されます。楽天市場は、2017年4月から楽天ペイというサービスが始まり、約30日の入金サイクルが20日に短縮され、Amazonと変わらない入金サイクルに変わっています。

前月26日~当月10日に分の売り上げは当月末に入金、当月11日~当月25日の売り上げは翌月15日に入金されるようになる。
参考元:楽天の新決済サービス「楽天ペイ」の詳細を徹底解説!

今までは、資金が豊富ない場合は、資金繰りが難しくなる可能性がありましたが、入金サイクルが10日間も短縮されたので、資金が少ない方でも出店出来るようになりました。

 

集客について

Amazon

amazonの場合は、ロングテールSEOに成功していて、検索エンジンが色んなページ、ワードをしっかり拾ってくるので、Googleなどの検索エンジンからのアクセスも見込めます。Amazonでたくさんの見込み客にアクセスしてもらう為には、Amazon内SEO対策をして、上位表示させる事が大切です。

 

タイトルやキーワードに上位表示させたいキーワードを含める事はもちろんですが、高評価レビューの数を増やす。成約率を高める。販売個数を増やすといったSEO対策をする事が重要です。

AmazonでSEO対策をして検索上位を独占する方法!

2015.11.02

AmazonSEOに関しては、こちらのページで全てを公開しているので、参考にして下さい。

 

楽天市場

サイト内SEOと広告が重要になります。サイト内SEOではAmazonと同じくタイトル、説明、レビュー数、直筋の売れ行き、価格などが評価項目となっていますが、スマホユーザーが多いので、スマホで見たときに綺麗に見れるデザインにする事も大切なSEO対策のひとつです。

[対談]2017年のSEOはどうなる? 楽天市場のSEOマネージャー近谷氏とアイレップ吉野氏が語る3つのポイント | Web担当者Forum
スマホ重視や評価アルゴリズム変更など、検索エンジン周辺は相変わらず変化が激しいが、はたして2017年のSEOはどうなるのか

さいごに

楽天市場、Amazonどちらにもメリット・デメリットがありまずが、どちらのプラットフォームでも利益を出すことが出来ます。個人的には、初心者がビジネスをスタート場合、Amazonで小さくスタートして、結果が出てきたり、伸び悩んできた時期に楽天市場に出店する事をオススメします。

 

楽天市場に出店して月商800万円達成するまでに直面した問題や解決策

2017.05.30

 

楽天市場出店に関しての資料

Amazon出店に関しての資料

 

出店すべき15のネットショップを徹底比較【2019年最新版】

2015.08.02

こちらのページでも楽天市場出店について解説しています。

 

個人でも仕入れ可能な卸問屋リスト【国内/2019最新】

2017.05.19

仕入先などを探している方は、こちらの仕入先まとめページが参考になります。

7 件のコメント

  • 初めまして。
    ブログ拝見させていただきました。

    お若いのに凄いと思いました。

    私もAmazonに出店したばかりなのですが

    どうもAccessが伸びません。というかほとんどありません。

    具体的にどのようにしたら良いのかわからず、何か良いアドバイスをいただけましたら幸いです。

    • コメントありがとうございます。

      状況がわからないので、何ともアドバイス出来ませんが

      https://nakano-ws.com/rep/
      こちらの無料講座を参考にして下さい。

      わからない事があれば、遠慮せずにいつでも気軽にメール下さい。

  • […] 引用:Amazonと楽天市場へ出店してわかった9つの事 […]

  • ヤフーショッピングで月額100万以上売り上げていますが、楽天に移った場合メリットはあるとおもいますか?
    プロのご意見を聞きたくお待ちしております。

    • 楽天の場合、広告を活用する事が重要なので、広告費などに余裕があれば、楽天でも結果を出せるかと思います。

  • 中野翔太様
    初めまして。
    ブログ拝見させていただきました。
    弊社は先月楽天市場で出店してばっかりですが、(商品22個)
    RPP広告を使ったら、毎日クリック数は6回、10回しかありません。
    昨日RPP単価を500円に変更しても、クリック数は33回しかありません。
    アクセス人数も50人しか。。
    一体どこが間違ってるでしょうか?
    アドバイスあるでしょうか?
    YUKI

    • クリック率が低いという事は、画像、タイトルに魅力が無い可能性があるので、ABテストで色んなパターンを試してみる事をオススメします。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    Take it easy - 気楽にいこうぜ!人生1度きり。楽しんだもん勝ち。1990年4月3日生まれ、28歳。サッカー、釣り、サーフィン好き。18歳から5年間世界を旅するバックパッカーになり帰国後、10万円の資金で輸入ビジネスを開始、たったの6ヶ月で月収100万円達成。1年で総売り上げ8000万円超え、最高月商718万円。情報発信では、3ヶ月目にして月収100万円を突破。経済的/場所的/時間的自由を手に入れようとしている方や効率良くお金を稼ぎたいと考えている方向けにブログを更新しています。